AI が何をしたかを、記録として残す
エージェントが自分の実行(モデル・判断・トークン・コスト・レイテンシ)を追記専用のハッシュ連鎖に書き込みます。SPHIOR を信用しない第三者でも検証できる形です。ISO 42001 / EU AI Act / SOC 2 の補助証跡として使えます。無料で始められ、カード登録は不要です。
1. 無料で始める
記録はアカウントに紐づくのでアカウントが要ります。カードは不要です。アカウントを作成し、AI ガバナンスの設定から取り込みトークンを発行してください。
無料枠の中身
月 10 万件まで記録を受け付け、直近 1 万件を表示します。無料のあいだも記録は捨てられません。課金すると、既に記録されていた分が遡って見えます。無料で使っていた期間が証跡の空白にならないということです。月 10 万件を超えると、黙って課金するのではなく受付を停止します。
2. つなぐ
入口は 2 つあります。MCP はエージェント自身に記録させる形、REST は SDK 不要でどの言語からでも叩けます。
{
"mcpServers": {
"sphior-ai-governance": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "sphior-ai-governance-mcp"],
"env": { "SPHIOR_AIGOV_TOKEN": "YOUR_TOKEN_HERE" }
}
}
}トークンが無くてもサーバーは起動し、取得方法を返します。設定するまで記録はされません。
curl -X POST https://sphior.com/api/ai-governance/ingest \
-H "Authorization: Bearer $SPHIOR_AIGOV_TOKEN" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"actor": "support-agent",
"model": "your-model-label",
"provider": "your-provider",
"policy_decision": "allow",
"tokens": 1840,
"cost": 0.012,
"latency": 1420,
"trace_id": "req_01HX…"
}'3. 何が記録されるか
| actor | どのエージェント/サービスが動いたか。 |
| model / provider / model_version | あなたが付けるラベル。こちらで推測しません。 |
| policy_decision | あなたの判断(allow / deny / flag など)。記録するだけで、こちらは判定しません。 |
| input / output | 参照またはハッシュ。プロンプトと出力は既定で送りません。 |
| tokens / cost / latency | 消費量。 |
| occurred_at / trace_id | いつ起きたか。自社ログとの突き合わせ用。 |
4. 使えるツール
| record_ai_execution | 1 件記録する。 |
| record_ai_executions | 最大 200 件をまとめて記録する。 |
5. 証跡として何が言えるか
各記録は正規化(RFC 8785)され、SHA-256 でハッシュ化され、直前の記録と連鎖し、Merkle ルートにまとめて外部に固定されます。だから第三者が自分の手元で、こちらを信用せずに検証できます。記録を残す意味はそこにあります。
範囲をはっきりさせておきます。これは監査支援の証跡であって、監査意見でも合否判定でもありません。SPHIOR は報告された事実を記録するだけで、意味づけは監査人が行います。
6. データ境界
既定は hash_only です。プロンプトと出力そのものは送らず、参照またはハッシュを送ります。生の内容の保存は明示的に選ぶ別オプションで、既定にはなりません。保持期間はプライバシーポリシーに従います。
